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投稿日：2019年6月18日 | 最終更新日：2021年8月18日
アウトドアの食事の定番ともいえるバーベキューですが、慣れないうちは準備ややり方に戸惑うことも多くあります。一つおすすめなのが材料をすべて串にさして、串焼きの状態で食べることです。焼き肉店のように個別に焼いても構いませんが、串にさすとメリットも多く、簡単にバーベキューを楽しむことができます。
キャンプ場などでバーベキューセットを注文すると、材料のさし方は様々ですが、すでに串にささった状態で提供されることも多いです。同じ材料を複数さしても構いませんし、ねぎまのように異なる材料を組み合わせるのも面白いです。
もちろん大きな野菜を一つだけさしてピンのような使い方もできます。
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さすものやさし方で便利さも楽しみ方も広がる串を使うときのポイントや使うメリットをご紹介します。
串に刺すと便利な理由
バーベキューの材料を串にさすメリットはたくさんありますが、どれも食事をするところがアウトドアであることに起因していることが多いです。用意をすれば、家庭やレストランのように人数分のテーブルと椅子で食事をすることも可能です。
ただし荷物も多くなるので、人数が多いと特にそこまで準備はしません。いくつか椅子は置くにせよ、いくつかの網の周りに立ったまま食事をすることがよく見るスタイルでしょう。
お皿を持っていれば常に片手はふさがった状態ですし、重たいものは長時間持っていると辛くなってきます。皆が自分の食べたいものを持って網の周りに集まれば、混み合うことも想定されます。そういった事態の一つ一つに対応しやすくなっているのが串にささった材料でバーベキューをすることです。
網から落ちない
ほとんどのバーベキューは網の上で材料を加熱しますが、小さな材料ばかりではどんどん網から落ちて行ってしまいます。大きな目時の網であれば特に落ちやすく、加熱している最中に誤って箸で押し込んでしまうこともあるでしょう。
串にささっていれば網の目時から材料が落ちていくことを防ぐことができます。炭に油やタレがついたり、材料が炭に乗って焦げたりすると全て火力を弱めることにつながりかねません。網をのけて炭を足すことや、改めて火を起こすことは一度食べ始めてしまうとなかなか面倒です。初めに起こした火で十分楽しめるように落としてしまう具材は少ない方がいいでしょう。
また小さな材料をまとめて複数串にさせば、何度も焼きにいかずともある程度の量も食べられます。網の前が混み合うのなら、網に材料だけを乗せて焼けるまで網の傍を離れることも可能です。食べたい気持ちは皆同じなので、うまく網の前を譲り合いながら平等に楽しめるように工夫しましょう。
裏表過熱しやすい
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片面だけで乗せっぱなしにすると中まで火が通る前に片面だけ焦げてしまいます。適度に裏表を入れ替えて、徐々に火を通していく必要があります。串にささっていれば箸を使わずとも、簡単に裏表を入れ替えられます。入れ替える際に箸を持ちかえるのも回数が重なると面倒になってきます。特に生ものは食べる箸とは別の箸で取り扱う必要があり、そのうちどちらの箸かわからなくなってくることもあるでしょう。
串ならそんな問題は一発で解決してしまいます。串を回しつつ、炙りながら徐々に加熱していくことも可能です。真ん中は火力が強い傾向にあるので、表面が焦げてきてしまったら端へ退避させるのも一策です。
また串の長さが長いものを使えば網から少し離れたところからでもバーベキューを楽しむことができます。網に触れて火傷する危険を避けるためにも、少し長めで持ち手が十分に取れる串を選ぶといいでしょう。串の先が網の外に出るようにして並べると、持ち手自体はそれほど熱くなりません。小さな子供や火の怖い方でも十分楽しむことができます。
下準備が楽
バーベキューで食べたいものをどうやって置いておくかは迷うところです。食材が混ざってもわかりにくくなる上に、それぞれを広げて置いておく、ボウルやバットが必要になります。物が置ける場所が限られる野外でのバーベキューは食材を置くだけでもテーブルをいっぱいにしてしまうので、以下にスペースを節約できるかは案外重要です。
串にさして下準備ができれば、同じ味付けのものは重ねて同じところに置いておいて構いません。野菜であれば一つの置き場所にまとめてしまってもいいでしょう。切り方や置き方に迷うこともありません。すべて串にさして並べておけば後は参加者が自分でとって焼いてくれます。
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家から下ごしらえをしていくときも簡単です。全てのものをある程度同じ大きさに切って、袋か何かにまとめて入れておき、現地ではひたすら串にさすだけになります。下味をつけたいものがあれば、袋の中に調味料を一緒に入れておきましょう。現地での準備が簡単になるので楽しみながら子供にやってもらうこともできます。
持ち手がしっかりと残せるように串に材料をさしすぎないことにさえ注意すれば、誰でも準備に参加可能です。
一人分が分かりやすい
材料を準備している間によくあるのが、どれくらい用意すればいいかわからなくなってしまうことです。大抵一人当たりの個数を決め、人数で掛け算して必要な個数を割り出しますが、あまり大量になると今いくつあり、後いくつ用意すればいいのかがだんだん曖昧になってきます。
厳密に決めておく必要はないのかもしれませんが、足りない事態を防ぐためにも、ある程度用意した個数は把握しておく方が安心です。
串焼きで楽しむ前提ならばとりあえず串の数を数えておけば、それが一人分になります。一つの串にさす材料の数で個数を調整していけるので、何度も数える必要はありません。
焼いているときも自分がどれを焼いていたのかわからなくなることがありません。人のを焼いてはいけない、食べてはいけないと言ったルールはないはずですが、他人が楽しみにしていたものを食べてしまうと一瞬気まずい空気が流れることもあります。串を基準に自分のものが把握できていればそんなトラブルの芽も摘むことができます。
手を汚さずに食べられる
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アウトドアの食事で困るのが手や食器を洗うことです。キャンプのオートサイトなどで各区画に水回りの設備があれば便利ですが、日帰りキャンプの場所でそこまでの設備が整っているところは稀です。
フリーサイトであればキャンプ場でも炊事場や手洗い場まで行かないと手洗いや皿洗いはすることができません。食器類は使い捨てにしてしまえば洗う必要はなくなりますが、食事で汚れた手を洗えるところが限られてしまいます。拭いても油が残ることもあり、汚さないに越したことはありません。
直接食材に触れることなく焼いて食べることができる串は、ほとんど手を汚さずに食べられるのでアウトドアの食事に向いています。タレを手元にたらさないようにさえ注意すれば、特別他に気にすることはありません。箸に比べて食べている最中に落とす危険が少ないのも楽なポイントです。
箸やフォークなど細かい食器を用意しておいても、自分のものがどれかわからなくなってしまうことも多々あります。皆が新しいものを使えば最悪足りなくなってしまうこともあるでしょう。串だけたくさん用意しておけば事足りるのは準備の手間を省いてくれます。
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